2014年11月某日。建物の中を見せていただけることになった。 想像していたより遥かに天井は高く、一面の窓から差し込む光で建物内はかなり明るかった。 長い間使用されていなかったこともあり、改修が必要な部分もあったが、建物…
STAMP FURNITURE誕生の話(4)
一週間後の休日、持ち主の元を訪ねる日が来た。 この一週間、いろいろなことを考えた。古い郵便局で仕事をする日々、展示場の雰囲気、まだ建物の中すら見た事ないのだが、人づてに聞く情報をもとに想像は膨らみ続け、あの場所で仕事をす…
STAMP FURNITURE誕生の話(3)
2014年秋。 僕は豊前市役所を訪ねた。局舎の情報を集めるためだ。 市職員に聞いてみたが建物の管理に豊前市は全く関与していないとのことだった。 とりあえず空振り。 そんなに簡単にはいかない。 古い郵便局なので維持管理に…
STAMP FURNITURE誕生の話(2)
僕は局舎に急接近したが、それでも相変わらず建物のことはあまり気にしていなかった。ただ、仕事の関係上、どことなく興味を持つようになってはいたが・・・ 当時、僕は北九州市内のインテリアショップに勤務していた。 好きなことを仕…
STAMP FURNITURE誕生の話(1)
僕が旧黒土郵便局舎(以下局舎)を初めて見たのはおそらく2008年ごろ。 車で久路土の交差点を国道10号線に左折した時に何気なく見たのが最初だったと思う。(外壁と窓の雰囲気は鮮明に記憶に残っている) でもその時は「すごく古…