新築戸建LDKインテリアプランニング。
今回は吹き抜けが明るく、気持ちの良いお部屋でのプランを紹介させていただきます。
TVボード、ソファ、ちゃぶ台、ソファ背面棚、ラグマット、照明、ポスター、そして観葉植物を納品させていただきました。
リビングのテレビボードはstring furnitureのユニットシェルフを壁付けしました。
奥行き300mmのstringシェルフは圧迫感がなく、壁面をすっきりと見せてくれます。
昔のテレビボードに求められていた、たくさんの収納や赤外線を通すような機能というのは今は必要なく、小さめのレコーダーやHDD、ゲーム機を収納できれば十分で、あとが飾り棚としてテレビ周りの雰囲気を作ることができれば十分だと思いました。
70年前にデザインされた棚が現代のテレビ周りにちょうど良い家具になっていることに驚きです。時代を超えるデザインの素晴らしさを日常に取り入れることの大事さを改めて感じます。
収納力よりは余白を優先したデザイン。
幅2400mmはグリーンや照明を置くスペースがあるゆとりあるサイズ。
ちゃぶ台はウォールナット無垢材のオイル仕上げ。
プランニングの肝となっているオーダーメイドで製作したソファ背面の棚。
程よく見せる収納として、リビングの中央に配置していますが、これには大きなメリットがあります。
棚の天板に設置されたコンセント。
これにより、今や生活に欠かせないスマホやタブレットをソファに座って充電することが可能になります。
当たり前のようですが、実は間取りによってはできないことが多いのです。
壁から延長コードでは少々邪魔になってしまいますしね…
この場合、棚を設置する予定の床に予め電気配線をしていただく必要があります。
家の設計と並行して家具のご相談をしていただくことで電気配線の融通がきき、このような家具を提案することが可能となります。
戸の引き手はマガジンラックを兼ねています。
ソファ用の読書灯やちょっとした必要なものも置けて便利です。
読書灯はアングルポイズのType75mini。差し色としてレッドをチョイス。
ダイニングテーブルはブラックチェリーのテーブルとオークの椅子の組み合わせ。こちらは施主様によるセレクト。
ダイニングのペンダントは印象的なデザインのものを提案させていただきました。
インダストリアルなのにスタイリッシュなデザイン。シェードとコードのバランスが絶妙です。フランスの建築家ベルナール・アルビン・グラによるデザイン。
吹き抜けには直径800mmのペンダントライトを設置しました。
竹の合板でできたこの照明はニュージランドの工房にてデビッド・トゥルブリッジが手がけるプロダクト。
ニュージランド近海に生息するウニの内殻からインスピレーションを得たという印象的なデザインは吹き抜けの壁に幻想的な影の模様を映し出します。
その他、ポスターや観葉植物、ベンチなども納品させていただきました。
今回のプランニングでのポイントは「色々な素材を組み合わせた空間作り」にあります。
テレビボード:ウォールナット
ちゃぶ台:ウォールナット
ソファ背面棚:チーク
ダイニングテーブル:ブラックチェリー
ダイニングチェア:ホワイトオーク
フローリング:ホワイトオーク
リビングだけで4種類の木材を使い、一見まとまりが無いように感じます。
しかし、デザインのコンセプトを揃え、吟味することで良いミックス感が生まれ、不思議とまとまりが出てきます。
そして何より、異素材の組み合わせによる良い意味の生活感、その雰囲気が原色の派手な置物に負けないインテリアになります。
お子様のおもちゃなどは基本的に原色を使った強い色のものが多いですよね。これは色認識のために知育上、必要なことだと聞いたことがあります。
アンパンマンのぬいぐるみや絵本やブロック玩具が置いてあったとしても、それが馴染む空間を作ることで、置くものを気にしたり、見えないところにしまい込んだりしなくても良いインテリアになります。その方が普段の生活が楽ですよね!
「オシャレに飾らなくては。」「綺麗に保たなくては。」というのは不要で、子どもが学校や保育園で作ってきた作品を何気なく置くとそれがサマになる。アンパンマンとばいきんまんがソファで寝てても絵になる。今回はそのベースとなる家具、照明、雑貨のセレクトとなっています。
このリビングに生活感が加わった時こそ、インテリアの完成形であり、その時に本当の意味での納品が終わるのかなと思います。
家具選びに正解はありません。そのご家族、間取り、内装、ライフスタイルに合った提案をすることは家づくりと同じくらい大事な仕事だと考えています。
インテリアプランニングは無料で承っております。
現在ご自宅を建設中の方はもちろん、これから新築をお考えの方、リノベーションを検討中の方など、ご興味のある方はお問い合わせフォームもしくは電話0979-53-9520(10時〜18時水曜・第二第四日曜定休)までご連絡くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。