半年前、2016年の8月。夏真っ盛りの時期の納品記事が2月投稿ですみません。。
さて、今回のご依頼は新築のLDKのプランニングでした。
イメージパースと平面図を確認していただきながらプランを進めました。
リビングは4人家族がゆったりくつろげる空間にするために3人掛けソファと1人掛けソファを配置。
デンマーク製LE KLINTの照明をテーブル上のペンダントとソファ背面のフロアランプとTV横のテーブルランプの3灯で立体的に柔らかい明かりを演出。フロアランプを置くためにわざわざ床のコンセントを追加していただきました。
ソファとコーヒーテブルはSTAMP FURNITUREオリジナル。1人掛けはデンマーク人デザイナーGrete Jalkのヴィンテージソファです。
TVボードはオーダーメイドでデザインしたサイドボードタイプです。絶妙なサイズのサイドボードはいろんな利点がある優れものです。
壁際のデンマーク製ヴィンテージのサイドチェストはちょっとした収納と飾り付けができることと、ヴィンテージアイテムを取り入れることで新築の新しい雰囲気を良い意味で丸みを出してくれるという効果もあります。
ダイニングはデンマーク製のlouis poulsen「PH5」ですが、定番の白を外しあえてローズピンクというモダンな色をセレクトすることで落ち着いた北欧の雰囲気に一味加えるアレンジになっています。今回のプランニングでは全体の雰囲気付けの重要なポイントです。これは思わずニヤニヤしてしまう!
テーブルは間取りの広さと動線を考えジャストサイズを選択。テーブルは既製品をセレクトし、チェアはデンマーク人デザイナーKai Kristiansenの「4110」シンプルなデザインですがゆったりした座面はくつろぎのダイニング空間を作り出してくれます。
「北欧」「ナチュラル」「モダン」「やさしさ」というキーワードで進めたプランニングで、定番デザインが先行しがちな北欧インテリアにおいて色を少し遊んでみたり、オリジナルの家具を置いたり、通好みのデザインを取り入れるなどして、自由(外す)な北欧スタイルを意識してみました。
そしてこの空間で一番のポイントは照明の配置です。なかなかここまでしっかりした照明プランをさせていただけることは少ないと思っています。日本では必要な明かりは全て天井から賄おうとしてしまうので、低い位置の照明の複数使いで立体的な落ち着く明かりの演出を怠りがちです。これは戦後の復興と高度経済・・・話が長くなりますのでこれはまたの機会に。
「うちのリビングなんだか落ち着く。」と思っていただけるような明かりになっていれば大成功です。
ご依頼主のK様は照明のプランやTVボードのサイズのことなど、僕の超長い話やわがまま提案を真摯に聞いてくださり大事なご新居の家具を決めてくださいました。本当にありがとうございました。
インテリアのプランニングは無料にて行っておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
-番外編-オーダーで製作したバイクラック。玄関に設置した様子。